#22「ゲームが社会課題を解決する」後編 藤田直哉さん(SF・文芸評論家)
Description
エピソード
本日は、何度かこの番組にお越しいただいている評論家の藤田直哉さんをお招きして、彼の新刊『ゲームが教える世界の論点』(集英社新書)についてお伺いします。こちらは、大人気のゲームから現代社会を読み解く本。近年、米大統領選のキャンペーンに「あつまれ どうぶつの森」が用いられたり、オリンピックの開会式にゲーム音楽が使用されるなど、その影響力は現実の社会に多大な影響力を与えています。そうした状況を反映するかのように、今世界中で支持されているゲームは、さまざまな社会問題の解決策を提示。藤田さんは、これらのゲームから、陰謀論、分断、叛乱、新自由主義、家族といったテーマを軸に考察しています。
プロフィール
藤田直哉 Fujita Naoya
SF・文芸評論家。日本映画大学准教授。1983年札幌生まれ。東京工業大学社会理工学研究科価値システム専攻修了。博士(学術)。著書に『虚構内存在』『シン・ゴジラ論』『攻殻機動隊論』『新海誠論』(作品社)、『新世紀ゾンビ論』(筑摩書房)、『娯楽としての炎上』(南雲堂)、『シン・エヴァンゲリオン論』(河出新書)、『百田尚樹をぜんぶ読む』(杉田俊介との共著、集英社新書)、『ゲームが教える世界の論点』(集英社新書)など。
MOTOKO
写真家。1966年大阪生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業。1996年写真家として東京でキャリアをスタート。音楽や広告の分野で活躍する傍ら作品集を発表。2013年香川県小豆島在住の7人の女性のカメラチーム「小豆島カメラ」を立ち上げる。以降、“地域と写真” をテーマに「ローカルフォト」という写真によるまちづくり事業を開始。近年の事業に滋賀県長浜市「長浜ローカルフォトアカデミー」、愛知県岡崎市「岡崎カメラ」神奈川県真鶴町「真鶴半島イトナミ美術館」など。